星の数ほどあるICOですが、実施側が成功する例が多く、投資家は短期的には失敗が多いようです。ただし、色々ありますので例をいくつかあげてみます。

・filecoinのICO

filecoinは分散型ストレージネットワークを開発するプロジェクトで、2017年の夏にICOにより1時間で2億ドル近く資金調達したそうです。

2億ドルというのは、当時のレート200億円以上ですから、いかに短期間で多額の資金を集めたかわかるでしょう。これはICO実施側としては、大成功の例と言えます。

一方で投資家が受け取ったトークンは、どうなったのでしょうか。確認できた時点では、投資家へのトークン配布はまだ行われていないようで、成功か失敗かはこれからのことと言えます。投資家が気長に待つのもICOなのですね。

・EOSのICO

EOS.IOというブロックチェーン関連のソフトウェアがありますが、これを開発しているところのICOがありました。

このICOの面白いところは、配布するトークンは何の価値もないと公言しているところです。

しかし、いざ実施してみたところ1億8500万ドルを調達できたそうです。これは日本円で200億円程度ですから、実施側としては成功した例でしょう。

投資家はといいますと、実施側が無価値だと言っているトークンは価格が付いていて、確認時点では当初からみて20倍程度に値上りしています。こちらは実施側と投資家が共に成功した例でしょう。

・失敗するICO

2017年のICOは1000件近くあったそうです。この内17パーセント程度が資金集めを失敗して、30パーセント前後が詐欺のような案件だったと言われています。

さらにトークンを売りだした後に、思惑通りに進まないで知らず知らずの内に消えていったICOが13パーセント位あったそうですから、結局60パーセント近いICOが失敗なのだそうです。

実施側としては詐欺あるいは持ち逃げがありますが、こちらは資金が集まったのならば成功と考えられるでしょう。

一方資金集めができなかった実施者は失敗したわけで、ICOをするにあたって投下した資金が回収できなかったようです。

ところで、詐欺等のICOに参加してなくなった金額は、約200億円規模と伝えられています。つまり最低でもこの金額分は投資家が損したのでしょう。

ICOをはじめてしばらくは順調のようにみえても、ある日突然公式サイトごと消える例が10パーセント以上あるのは投資家として怖いですね。

一方で人気のICOでは、はじめてから数分で計画した調達金額に達したため、参加できない投資家が地団太踏むこともあるそうです。

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